ウェビナー疲れの方へ。AIゼロイチセミナーが対面に絞り続ける理由
AIセミナーの大半がウェビナーに向かうなか、ウェスタナのAIゼロイチセミナーは対面開催のみで続けています。
理由は、規模を取ると必ず取りこぼす人が出るからです。「関西の中小企業をAIで強くする」という理念に最も遠い結末を、私たちは選びません。
本記事では、なぜ対面に絞り続けるのか、その選択の重みを神戸のAI研修会社の視点で書きます。
「AIセミナーを受けてみたが、プロンプトの説明を聞いて終わった」「画面越しで質問もできず、結局業務で使わずに忘れた」——こうした声を、私たちはこの2年で何度も聞いてきました。AIブームのなかでセミナーの数は爆発的に増え、その大半がウェビナー形式に向かいました。低コストで大量に集客でき、地域も問わず開催できる。事業としては合理的な選択です。
それでもウェスタナは、AIゼロイチセミナーを対面開催のみで続けています。オンラインにすれば、受講者数は今の何倍にもできます。受講料も下げられます。商工会議所や自治体からのご依頼も、もっと広い地域から受けられます。それでもしません。本記事では、その選択の理由を書きます。

規模を取れば、取りこぼす人が出る
AIに不安を抱えて参加された方が、画面の向こうで操作に詰まる。チャット欄に質問を書くのも気が引けて、そのまま時間が終わる。プロンプトの説明だけ受けて、自分の業務にどう当てはめるか分からないまま帰る。これがウェビナーで起きていることです。表情が見えないので、講師側も誰が置いていかれているか分からない。気づいたときには、画面の向こうの何人かが無言で離脱している。
これは「関西の中小企業をAIで強くする」という私たちの理念から、最も遠い結末です。AIに不安を持ってわざわざ時間を作って参加された方が、何も得られないまま帰る。次の機会には来ない。「やっぱり自分にはAIは無理だ」と結論づける。中小企業を強くするどころか、AIから遠ざける結果になります。
規模を取ると、こうした取りこぼしが必ず起きます。一度に数百人を相手にすれば、置いていかれる人が見えなくなる。見えないから手も打てない。だから私たちは、規模を取らないと決めました。
対面だからできること
同じ会場に全員がいれば、その場で詰まったところに講師が回れます。専門用語で置いていかれそうな人に、その場で言い換えて伝えられます。関心が途切れていそうな方にも、休憩時間に直接声をかけられます。「ここまで、ついてこられていますか」と聞ける。聞かれた側も、画面越しでは出せなかった本音を出せる。
当日その場でレベルを調整できるのも対面の強みです。「このレベルは高すぎる」と感じたら即座に下げる。「もう少し踏み込めそうだ」と感じたら踏み込む。事前に決めたカリキュラムを機械的になぞるのではなく、目の前の受講者の状態に合わせて進める。これはオンラインの大規模配信では成立しません。
AIゼロイチセミナーという名前は、「AIに一度も触れたことがない人が、自分の業務でAIを動かす側に変わる、その境界線の一回」を指しています。ゼロからイチが起きる瞬間に、講師が一人ひとりの隣にいられること。これが、私たちが対面に絞り続ける理由です。

「セミナーのためのセミナー」はやらない
もうひとつ、ウェビナーで起きがちなことがあります。教科書をなぞる研修です。AIの一般論、プロンプトの型、流行りのツール紹介。受講中は「なるほど」と思うのですが、業務に戻ると一度も使わないまま終わる。理由は単純で、その内容が「いま現場でAIを使い倒している実践者」から出てきたものではないからです。
ウェスタナのAIゼロイチセミナーで講師を務める井上勝典は、経営・マーケティング・システム開発の現場で、いまこの瞬間もAIを使っている実践者です。お客様の課題に対してプロンプトを書き、業務システムに組み込み、効果を測り、また書き直す。この往復のなかで「これは使える」と確かめてきたものだけを、セミナーでお伝えしています。AI実践は3,800時間を超えました。教科書的な情報ではなく、実務で生き残った知見だけを持ち帰っていただきます。
だから受講者の方は、翌日の業務でそのまま動かせます。会場を出た翌朝、同じ手順を再現できる。これがAIゼロイチセミナーの即効性の正体です。
目指しているのは「自走する組織」
私たちがセミナーで本当に目指しているのは、受講者の方が会場を出た「その後」です。教えて終わりにしません。現場が自分でAIを使い、自分で業務改善を生み出していく状態。「これをAIに任せられないか」「あの作業はもっと楽にならないか」と、社員の方自身が考え出す。組織のなかに、効率化を生み出すスパイラルが回り始める。ここまで持っていきたいと考えています。
ゼロからイチに立った方が、その先のイチから十、十から百へ自走していく。AIゼロイチセミナーが担っているのは、その最初の一回です。最初の一回をオンラインの大規模配信で済ませてしまうと、自走の起点が弱くなる。だから私たちは、最初の一回にこそ手間をかけます。対面で、講師が隣にいる状態で、一人ひとりの境界線をしっかり越えていただく。
実績が示していること
大津商工会議所では、AIゼロイチセミナーを全6回シリーズで完走しました。延べ530名超・230社超の方が受講され、満足度は88.1%。AI実践時間は3,800時間を超えています。すべての回がオフライン開催です。
この数字が示しているのは、規模を追わずに対面で続けてきた選択が、結果として商工会議所からの継続的な信頼につながったということです。一度きりの大規模配信で数字を稼ぐのではなく、地域に根を張りながら一人ひとりに向き合うやり方を選んできた結果です。神戸を拠点に関西全域へ、この姿勢のまま広げていきたいと考えています。

「いきなり研修は重い」と感じる方へ
ここまで読んで「AIゼロイチセミナーには関心があるけれど、いきなり研修は重い」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。私たちはセミナーをお試し感覚で受けていただく設計にはしていないので、別軸の入口を用意しています。
神戸・三ノ宮で毎月開催しているAIナイトラボは、仕事帰りに軽食とドリンクを片手にAIの話ができる、少人数制の夜のサロンです。「ネットで調べても情報が多すぎて、結局うちに何が使えるのか分からない」という方が、AIプロに直接質問できる場として運営しています。
「研修より先に、自社の状況を知りたい」という方にはAI診断サービスを用意しています。自社の業務にAIをどう取り込めるか、どの業務に最もインパクトがあるかを、個別に診断します。
よくある質問
本当にオンライン開催はしないのですか
基本的に対面開催を推奨しています。本記事に書いた通り、ゼロからイチが起きる境界線で講師が隣にいられることを優先しているためです。ただし遠方の場合や特別なご事情がある場合はオンライン対応も可能ですので、まずはご相談ください。
パソコンが苦手な社員でもついていけますか
AIゼロイチの名前の通り、AI初心者の方を対象としています。専門用語を使わず、手取り足取りサポートする進行を徹底しています。PC操作に不慣れな方ほど、AIによる効率化の恩恵を強く感じていただけます。
受講後のフォローはありますか
セミナー後の継続的な伴走をご希望の場合は、AI診断サービスやAI顧問サービスをご案内しています。セミナー単体では「ゼロからイチ」までを担い、その先の社内定着や仕組み化は、別サービスでお手伝いします。
関西以外でも開催可能ですか
ウェスタナは神戸を拠点に関西全域を主な対象としていますが、ご相談に応じます。ただし対面開催を基本としているため、講師派遣の交通・宿泊等の調整は別途ご相談ください。
強引な勧誘はありませんか
商工会議所・自治体・企業からの正式委託を中心に運営しており、セミナーの場で別商品の販売は行いません。受講後にAI顧問やAIコンサルティング等のサービスを検討いただくことはありますが、それは受講者の判断に委ねています。
まとめ
世の中のAIセミナーがウェビナー化に向かうなか、ウェスタナのAIゼロイチセミナーは対面開催のみで続けています。規模を取れば取りこぼす人が出る、というのが理由です。AIに不安を抱えて参加された方が、何も得られないまま帰る結末を私たちは選びません。対面だからこそ、その場で詰まったところに講師が回れ、ゼロからイチが起きる境界線で一人ひとりの隣にいられます。教えて終わりではなく、自走する組織まで持っていく。その最初の一回を、私たちはAIゼロイチセミナーで担っています。
AIゼロイチセミナーの導入をご検討中の方へ
商工会議所・自治体・企業向けの研修として、貴社の業種・課題に合わせたカスタマイズが可能です。まずはお気軽にご相談ください。
