ゴミパシャ神戸|AIがゴミの分別・収集日を即回答する無料サービスを開発しました

「これ、何ゴミだろう?」「収集日っていつだっけ?」――神戸市にお住まいの方なら、一度はそんな経験があるのではないでしょうか。
私たち株式会社ウェスタナは、神戸市に本社を置くAI専門企業です。中小企業向けのAIコンサルティングやAIシステム開発を手がける中で、「自分たちの技術で地元・神戸に貢献できることはないか」と考え、ゴミの分別・出し方・収集日をAIが即座に回答する無料Webサービス「ゴミパシャ神戸™」を開発しました。
この記事では、ゴミパシャ神戸の機能や使い方、開発の背景についてご紹介します。
※現在β版(ベータ版)として公開しており、回答精度の向上に継続的に取り組んでいます。
※2026年9月更新:結果画面を見やすくし、日本語を含む7言語に対応しました。

ゴミパシャ神戸とは? ― AIが「これ、何ゴミ?」に即回答
▲ マスコットキャラクター「パーシャ」がサービスを紹介します。音声・キャラクターの動きはAIで生成しています。
ゴミパシャ神戸™は、株式会社ウェスタナ(神戸市東灘区)が開発・運営する、神戸市の家庭ゴミの分別区分・出し方・収集日をAIが即座に回答する無料のWebサービスです。アプリのインストールは不要で、スマートフォンやパソコンのブラウザからそのまま利用できます。会員登録も必要ありません。
捨てたいものをテキストで入力するか、写真を撮るだけで、AIが「何ゴミなのか」「どうやって出せばいいのか」「次の収集日はいつか」をまとめて回答します。神戸市全9区(東灘区・灘区・中央区・兵庫区・北区・長田区・須磨区・垂水区・西区)の町名・丁目レベルの収集日データに対応しており、お住まいの地域に合わせた正確な情報を提供します。日本語のほか、英語・中文・韓国語・ベトナム語・ネパール語・ミャンマー語でも利用できます。
マスコットキャラクターは、カメラを持ったピンクのアフロ犬「パーシャ」。ゴミを「パシャ」っと撮って分別を教えてくれる、頼れる相棒です。
※当サービスは株式会社ウェスタナが独自に開発・運営しており、神戸市とは関係ありません。
ゴミパシャ神戸の使い方 ― たった3ステップ
操作はとてもシンプルです。急いでいるときでもすぐに調べられます。
ステップ1:お住まいの地域を入力
「灘区御影塚町3」のように、区名と町名・丁目を入力します。これにより、その地域専用の収集日カレンダーが自動で適用されます。(任意入力のため、省略しても分別方法は確認できます。)
ステップ2:捨てたいものを入力、または写真を撮影
テキスト欄に品名や状況を入力するか、「写真を撮る」ボタンから撮影・画像選択ができます。「ビニール傘」のような単語でも、「15cmぐらいの陶器の置き物」「中身が残ったスプレー缶があるんだけど」のような文章でもOKです。
ステップ3:「AIに聞く」ボタンをタップ
AIが分別区分、出し方の注意点、収集日を一度にまとめて回答します。結果は、お住まいの地域・分別区分・収集日の3つを大きく表示し、区分の箱の色は神戸市の指定袋の印刷色(燃えるごみ=赤、燃えないごみ=緑、缶・びん・ペットボトル=青、容器包装プラスチック=橙)に合わせています。袋を手に取ったときに、色でそのまま照合できます。大型ゴミに該当する場合は、予約センターの電話番号やインターネット予約の案内も自動で表示されます。
7つの言語で使えます ― 神戸で暮らす外国人の方にも
ゴミパシャ神戸は、日本語のほかに英語・中文・韓国語・ベトナム語・ネパール語・ミャンマー語に対応しています。画面上部の「Language」から言語を選ぶと、入力欄の案内も回答も選んだ言語で表示されます。品目名や住所をその言語のまま入力しても構いません。
対応言語は、神戸市に住む外国人の国籍別人口(2026年8月末・住民基本台帳)で上位の中国・韓国・ベトナム・ネパール・ミャンマーをもとに選びました。分別区分の訳語は、神戸市が公開している英語・中国語・韓国語・ベトナム語版の品目一覧に合わせています。ネパール語・ミャンマー語については、公式の対訳がないため独自に用意しています。
自治会や日本語学校、不動産会社、外国人を雇用されている事業者の方が案内する場合は、URLの末尾に言語の指定を付けたQRコードを配ると、最初からその言語で開きます。
- 英語:
https://gomipasha.jp/kobe/?lang=en - 中文:
https://gomipasha.jp/kobe/?lang=zh - 韓国語:
https://gomipasha.jp/kobe/?lang=ko - ベトナム語:
https://gomipasha.jp/kobe/?lang=vi - ネパール語:
https://gomipasha.jp/kobe/?lang=ne - ミャンマー語:
https://gomipasha.jp/kobe/?lang=my
どんなことが聞けるの? ― AIへの質問例
ゴミパシャ神戸の特徴は、単語だけでなく「状況をそのまま文章で伝えられる」ことです。従来の分別検索のように正確な品名を知らなくても、日常の言葉でそのまま聞けます。
実用的な質問例
「50cmくらいの木の棒があるんだけど…」
→ AIの回答例:【燃えるごみ】として出せます。ただし、50cm未満に切り、片手で持てる程度の束にして出してください。
「割れた豚の貯金箱はどうすればいい?」
→ AIの回答例:【燃えないごみ】です。割れた破片で作業員がケガをしないよう、厚紙などで包み「キケン」と表示して出してください。
「使いかけのペンキの缶がある」
→ AIの回答例:中身は新聞紙等に吸わせて【燃えるごみ】へ。空になった缶は【燃えないごみ】として出してください。
「ペットボトルとキャップ」のように2つ以上をまとめて聞くと、それぞれの区分と出し方を分けて答えます。
こんな質問にも答えます
実は、ゴミパシャ神戸はちょっとユニークな質問にも答えてくれます。
「忘れたい思い出」と入力すると、AIが気の利いたコメントとともに分別方法(?)を教えてくれます。「元カレからもらったぬいぐるみ」なんて入力しても、感情に寄り添いつつちゃんと分別方法を案内してくれるので、ぜひ試してみてください。
AIならではの柔軟な対応力で、思わず誰かにシェアしたくなるかもしれません。
なぜ作ったのか ― 神戸のAI企業としての地域貢献
ウェスタナは、神戸市東灘区・六甲アイランドに本社を置き、中小企業向けのAI導入支援・AIシステム開発を行っている会社です。関西を中心に、AIセミナーの開催やAIコンサルティング、業務に特化したカスタムAIシステムの開発に取り組んでいます。
ゴミパシャ神戸を開発した背景には、大きく2つの思いがあります。
1つ目は、AIが日常生活に役立つことを、身近なテーマで実感してほしいということ。「AIは難しそう」「自分には関係ない」と感じている方にも、ゴミの分別という誰もが経験する場面を通じて、AIの便利さを体験していただきたいと考えました。
2つ目は、地元・神戸への貢献です。神戸市が公開しているオープンデータ(町名・丁目ごとの収集曜日データと、品目ごとの分別区分一覧)を活用し、全9区・町名丁目レベルの収集日と、市の公式ルールに沿った分別区分を案内できるサービスに仕上げました。多言語対応も、神戸で暮らす外国人の方が増えている中で、分別のルールが言葉の壁で伝わらないという課題に応えるものです。自分たちが暮らす街の課題をAIの力で少しでも解決したい、そんな気持ちで開発しています。同じ考えで、高齢者向けのAI音声会話「ひなたバディ」の共同開発にも取り組んでおり、中小企業のAI活用支援の現場はサンテレビの特集でも取り上げていただきました。
なお、ゴミパシャの仕組みは他の自治体にも展開可能です。「うちの市町村でも導入したい」とお考えの自治体関係者の方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。
技術的な特徴 ― AI開発の裏側
ゴミパシャ神戸は、ウェスタナのAIシステム開発の技術を活かして構築されています。主な技術的特徴をご紹介します。
画像認識とテキスト理解の両対応
最新のAI技術(大規模言語モデル+画像認識モデル)を組み合わせ、テキスト入力と写真撮影の両方に対応しています。写真からゴミの種類を判別し、テキストでは「状況を含んだ自然な文章」も正確に理解します。
神戸市オープンデータとの連携
神戸市が公開している2種類のオープンデータ(CC BY 2.1 JP)を取り込んでいます。1つは町名・丁目ごとの収集曜日データで、全9区・数千の町名丁目に対応した収集日を表示します。もう1つは「ごみ品目別収集区分一覧」(約500品目)で、入力された品目がこの一覧に該当する場合、分別区分・出し方・注意点は市の公開データに基づいて回答します。AIが担当するのは、入力から該当する品目を選ぶことと、補足のコメントを書くことです。一覧に該当しない品目や、状況を含んだ質問については、AIが判断して回答します。
「事実はデータ、語りはAI」の設計
分別区分と収集日は市のデータで決め、AIには言い換えさせません。AIが自由に書くのは補足の一文と、一覧に無い品目への回答だけです。外国語の回答でも同じ設計で、区分名・収集日・注意書きは言語ごとに用意した訳語から組み立て、AIが書く部分だけを選んだ言語で書かせています。これにより、AIの言い間違いが分別ルールに混ざることを防ぎつつ、外国語でも回答までの時間が大きく延びない設計になっています。
写真判定の結果表示
写真で判定した場合は、AIが写っている物を何と認識したかを、判定の確度(高・中・低)とあわせて表示します。認識に自信がないときはその旨が分かるようにしているので、結果を見て「違うものとして認識されている」と気づけます。
インストール不要のWebアプリケーション
アプリのダウンロードやインストールは一切不要です。スマートフォン・タブレット・パソコンのブラウザからアクセスするだけで、すぐに利用を開始できます。
よくある質問(FAQ)
Q. ゴミパシャ神戸はアプリですか?
A. いいえ、Webサービスです。App StoreやGoogle Playからのインストールは不要で、ブラウザから直接アクセスしてご利用いただけます。ホーム画面に追加すれば、アプリのように使うこともできます。
Q. 料金はかかりますか?
A. 無料です。会員登録も不要です。
Q. 個人情報の登録は必要ですか?
A. 不要です。会員登録やログインなしで利用できます。住所の入力は収集日を特定するために使うもので、会員登録がないため、入力内容が利用者個人と結び付けて保存されることはありません。
Q. 日本語以外でも使えますか?
A. 使えます。英語・中文・韓国語・ベトナム語・ネパール語・ミャンマー語に対応しています。画面上部の「Language」で言語を選ぶか、URLの末尾に ?lang=en のように言語を付けて開いてください。
Q. 事業者のゴミにも対応していますか?
A. ゴミパシャ神戸は家庭ゴミを対象としたサービスです。事業系ゴミの処理方法については、神戸市の公式サイト(事業活動に伴うごみ)をご確認ください。
Q. 他の地域でも使えますか?
A. 現在は神戸市のみに対応しています。他の自治体への展開も技術的には可能ですので、導入をご検討の自治体関係者の方はお気軽にお問い合わせください。
まとめ ― ゴミの分別で迷ったら、パーシャに聞いてみよう
ゴミパシャ神戸は、「これ、何ゴミ?」をAIが即座に解決する、神戸市民のための無料サービスです。テキストでも写真でも、日本語でも外国語でも、気軽に質問できます。
株式会社ウェスタナは、神戸を拠点とするAI専門企業として、AIコンサルティングからAIシステム開発まで、中小企業のAI活用を幅広くサポートしています。「AIを使って業務を改善したい」「自社に合ったAIシステムを開発したい」とお考えの方は、お気軽にご相談ください。
※当サービス「ゴミパシャ神戸」は株式会社ウェスタナが独自に開発・運営しており、神戸市とは一切関係ありません。現在β版として運営しています。分別区分・出し方は神戸市の公式オープンデータ(CC BY 2.1 JP)に基づいて回答していますが、一覧にない品目や写真からの判定はAIが行うため、必ずしも正しい結果にならない場合があります。迷った場合は神戸市の公式サイトもあわせてご確認ください。
※「ゴミパシャ」は株式会社ウェスタナの商標です(商標登録出願中)。




