兵庫県立兵庫高等学校で、家庭部会の先生方にAI研修を行いました

高校の家庭科室で生成AIの画面を見せ合う教員

2026年8月24日、兵庫県立兵庫高等学校(神戸市長田区)で、家庭科の先生方を対象にしたAI研修を行いました。集まっていただいたのは、兵庫県内の公立高校で家庭科を担当する先生方の有志7名(家庭部会)。兵庫高校のほか、神戸高校、長田高校からもご参加いただいています。10時30分から12時30分までの120分、講師は当社代表の井上。先週の八尾市立大正中学校に続く、教職員向けAI研修の無償提供の一環です。

家庭科の教員がスマートフォンで生成AIを操作する手元
家庭科教員向けAI研修のイメージ
目次

家庭科の授業と校務に、本当に効く120分にするために

先生方からよく伺うのは、AIの操作そのものより「自分の教科でどう使えるのか」が見えない、という声です。生徒たちはすでにAIを使っています。先生方がAIを正しく知り、学校のルールの中で安全に使えるようになることが、この研修の目的です。今回は家庭科の先生方というご依頼でしたので、企業向けや他校向けの内容を流用せず、家庭科の授業と校務に合わせてカリキュラムを組み直しました。

前半は座学。生成AIの仕組みと限界、生徒たちが実際にAIをどう使っているか、そして文部科学省のガイドラインに沿った、学校で入力してよい情報の線引き。各校の取扱規程の範囲内で使うことを前提に、教科を問わず先生方に必ず持ち帰っていただく部分です。後半はハンズオンで、先生方ご自身のスマートフォンやパソコンでAIを動かしていただきました。暮らしの写真から課題を見つけ、条件を変えて視点を増やし、教材につなげる。料理や部屋の写真といった家庭科らしい題材から入り、最後は一行の入力から授業教材のたたき台を作る「家庭科専属のAI秘書」まで進んでいます。

家庭科の授業準備に生成AIを使う4ステップの流れの図解

授業準備をAIで組み立てる流れを、先生方ご自身の端末で体験していただいた

細かな手順はここには書きません。当日のスライドとプロンプト集は受講された先生方にお渡ししており、研修が終わったあとも手元で試していただける形にしています。教科が変われば、AIの使い方の「型」も変わります。企業向けの研修をそのまま学校に持ち込んでも、先生方の時間は戻らない。それが、依頼のたびにカリキュラムを組み直す理由です。

先生方のおかげで、良い研修になりました

会場の設営から、話しやすい空気づくりまで。先生方が事前に整えてくださっていたおかげで、こちらは初めから研修の中身に集中できました。ハンズオンが進むにつれて質問やご意見が次々と出て、こちらが用意した話より、先生方同士のやり取りで研修が前に進んだ時間の方が長かったかもしれません。少人数の対面だからこそ成り立つ密度でした。

終了後のアンケートは、7名全員が最上位の「非常に満足」。人数が少ない分、一人でも評価が割れれば数字にそのまま出ます。全員一致という結果を、素直にうれしく受け止めています。ただ、この数字はこちらの力というより、「良い研修にしよう」と参加してくださった先生方の姿勢が作ったものだと思っています。

無償の研修であっても、先生方の120分をお預かりしていることに変わりはありません。用意した内容を一方的に流して終わるのでは、その時間を使う意味がない。今回のように一緒に研修を作ってくださる先生方と組めることが、この活動を続ける理由でもあります。

企業からいただく仕事が、この活動の元手です

私たちは、関西の中小企業を中心にAI社内研修とAI導入を支援している神戸の会社です。2024年に本格化してから、延べ1,100名超・660社超(2026年8月時点)の企業・団体にAI研修を行ってきました。そこで蓄積した知見を、社会貢献活動として、公立・私立を問わず教育現場に無償で還元しています。神戸に本社を置く会社としての、地域貢献の一つの形です。

先生方のAIリテラシーが上がれば、その先にいる生徒たちに届く。企業からご依頼をいただくほど、この活動を続けられる。そういう循環を作りたいと考えています。小学校・中学校・高等学校・学習塾を対象に、教科や学校の事情、自治体の方針に合わせて内容を組み立てます。詳しくは教員向けAI研修のご案内ページをご覧ください。

※本記事に掲載している写真・図解は、内容を説明するためのイメージです。

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